「新時代のグループと訓練」と「カルチャー・クリエイティヴ」 ~『ホワイトマジック』より
「新時代のグループと訓練」と「カルチャー・クリエイティヴ」 ~『ホワイトマジック』より アクエリアス特集15 2018/10/31
昨日に引き続いた文章で、
「新時代のグループと訓練」という項目からご紹介します
(下、P356~358)。
「内界で働いている私たちにとって、
世界の働き手たちは三つのグループに分けることができる。
1 真にアクエリアス(水瓶座)的な人々。
このような人々は少なく、疎らにしか存在しない。
彼らは真に困難な状況下で働いている。というのは、
彼らのヴィジョンが大多数の人々の理解を超えたものであるため、
彼らはしばしば、理解の欠如、仲間の働き手たちへの落胆、
大きな孤独感を味わうことになるからである。
2 純粋にパイシス(魚座)的な人々。
彼らは遥かに容易に働くことができ、
周囲の人々から速やかな反応を引き出す。
彼らの行為はより教義的で、包括性に劣り、
分離の精神に色づけられている。
人間の思想と福祉のあらゆる分野で働いている
大勢の働き手たちがこのような人々である。
3 アクエリアスのメッセージに
反応できるほどの発達は遂げているが、
真にアクエリアス的な方法で働き、
発言することは――まだ――期待できない人々。
例えば、彼らは政治の分野において
国際主義の感覚を持ってはいるが、
他の人々を理解しようとするときに、
それを応用することができない。
自分には普遍的な意識があると考えているが、
試練に遭遇したときに、彼らは選別し排除してしまう。
彼らの数は真にパイシス的な人々よりはずっと少ないが、
立派な仕事を行っており、
極めて必要とされる役割を担っている。
しかしながら、
彼らがアクエリアス的な働き手たちに差し出す問題は、
彼らはその理想に反応し、
自分を新時代に属するものと見なしてはいるが、
実際にはそうではないという事実から生じる。
彼らはわずかなヴィジョンを見、理論を理解しているが、
それを行動で表現することはできない。」
現在の社会やそのシステムをつくったベースになるエネルギーが
魚座からのものでした。
その中から、組織のリーダーが生まれ、
そのポジションを守るための様々な利権が、
現在の社会およびその制度の中には存在しています。
したがって、2の魚座タイプの思想をもち働く人たちには、
仕事がしやすい環境が用意されていて、成功しやすく、
権力の座につきやすい状態が、今の社会にはあるわけです。
そんな中、
1の水瓶座~アクエリアスからのエネルギーに反応して、
新しい時代を築こうとしている人たちは、
最初からハンディキャップを負った状態で、
逆風の中で変革を行っていかなければなりません。
改革とは、常にそういったものではありますが。
それは、とても大きな負担になる仕事であるため、
そういった改革の必要性は感じているものの、
適当なところでお茶を濁して、
自分の住みやすいポジションを確保している人たちが、
たくさんいます。
それが、3の人たちです。
この人たちは、
1と2の媒介者になる人たちで、有効な存在ではありますが、
イマイチ、煮え切らないところがあります。
しかし、アクエリアスのエネルギーが日々強まる中、
この人たちの中から、
1へと移行する人たちが増えてきた感じがします。
この1と3の人たちに関して、
私の尊敬する一人であるアーヴィン・ラズロの著作で
しばしば紹介されていた、
「カルチャー・クリエイティブ」という言葉を思い出しました。
この「カルチャー・クリエイティブ」の人たちの多くは、やはり3
(自分自身の心の豊かさを求めることが中心)だっと思いますが、
現在は1(社会全体~グループ意識)に移行してきていると思います。
以下、以前私が書いていた
「ホリスティック・リーディング」という方のブログから、ご紹介します。
http://holisticreading.blog62.fc2.com/blog-entry-362.html
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社会学者のポール・レイと心理学者シェリー・アンダーソンによって、
13年にわたり10万人を超えるアメリカ人を対象とした
アンケート調査や多勢の個別インタビューの結果、
他の2つのグループと違う特性をもつ群として抽出され、
1998年に命名されました。
「カルチャー・クリエイティブ」は、
エコロジーや地球環境、人間関係、平和、社会正義、
自己実現そして自己表現に深い関心を寄せ、
その名の通り、
新しい文化を意欲的に創っていく傾向をもつ人たちです。
ラズロは、『カオス・ポイント』P110~114で、
その特徴を以下のように整理しています。
・本とラジオを好み、テレビはあまり見ない
・芸術と文化を愛する
・本物へのこだわりをもち、流行に左右されず、衝動買いをしない
・自己成長への関心が高く、体験型ワークショップ等によく参加する
・自然派志向で、食通。
・新築の家を購入することは少なく、外見をひけらかすことをしない
・自宅で仕事をしたり、友人と一緒に料理をしたりすむことを好む
・プロセス志向で、商品に関しても製造から廃棄までを考慮する
・リーダーシップをもち、人に与えたり癒したりすることを好む
そして最後に(P112)、
「創造的な人々の文化の最も基本的な特徴は、
ホーリズムである。
自然なホールフード[添加物を一切使わず、
不自然な加工も何ら施されていない食物を、
余すところなく食べるという考え方で、
安全な食物であることが大前提となる]、
ホリスティックなヘルスケア、
ホリスティックな内的体験、
システム全体に関する情報、
そして、仕事と遊び、消費と内面の成長の
ホリスティックなバランスを彼らが求めていることに、
この特徴がよく現れている。」
と、述べています。
ラズロは、現在のロゴス文明の次に来る文明を
ホロス文明と呼んでいますから、
まさにその担い手であるわけです。