「ホワイトマジック」という言葉を見て、どんなことをイメージされますか?
「マジックショーみたいなもの?」「サイババが演じていたような奇跡かな?」「そういえば、ブラックマジックっていうのがあったから・・・その反対?」
確かに秘教には、「ブラックロッジ」と「ホワイトロッジ」という言葉がありました。
「ホワイトロッジ」が私たちを霊的な方向に導くハイラーキーであるのに対し、「ブラックロッジ」は物質的な方向に引っ張ろうという力の源で、「闇の主方」から構成されていると言われます。人種差別みたいで恐縮ですが、そういう意味合いはありません。
「ブラックロッジ」につながるのが「ブラックマジック」で、
「ホワイトロッジ」につながるのが「ホワイトマジック」、
というと、かなりイメージが明確になってきたかな、と思います。
「ホワイトロッジ」のマスター方は、この地上に霊的なエネルギーを浸透させ、「地上天国」「神の御国」を実現するために働かれています。一方で、「ブラックロッジ」の大主方はそれを何とか阻止し、物質的な支配をさらに強めようとしています。
これが、今の世界状況にそのまま反映されていると考えられます。
実際に戦っているのは、それぞれの部下=弟子である人間たちで、この地上で繰り広げられているのは、目に見えない世界での両者のせめぎあいの代理戦争であるとも言えるのです。
現在は、まさにその戦いが熾烈を極めているところなのでしょう。早い終結を祈りたいところです。
ただ、その戦いは今に始まったことではなく、大きなスケールで見れば、宇宙開闢のとき以来、ずっと続いてきたとのこと。そしてその結果として、少しずつではありますが、長い時間をかけて、「ホワイトロッジ」がその勢力を少しずつ拡大し、今日に至っている、ということなのです。
そうなることは、私たちの地球を包み込む太陽系(や、さらにそれ以上の宇宙)からのエネルギーの流れと宇宙法則によって、定められている、とも言えるわけですね。
しかし、それはただ手放しで放っておくだけでそうなったというわけではなく、細部を見れば、ときには緩やかな、そしてときには今のような熾烈な戦いを延々と繰り広げながらも、大きな流れとしては必然的にそうなっていくことが定められていた、というものです。
それは、私たちの地球および地球上の生命で見れば、太陽系ロゴスの働きによります。
それによって、徐々に霊的な方向に移行していくこと、霊的な神の計画を実現し、この地上を霊化していくこと――それが「ホワイトマジック」です。
ここまで地球~人類が進化して来れたのは、徐々にではありますが、「ホワイトロッジ」の働きによる「ホワイトマジック」実現の成果ともいえるわけです。
そしてその末に、今人類はメンタル体を発達させてきた結果、歴史上はじめて、自ら自覚的に志願して「ホワイトロッジ」の働きに強力に加担することができるところまできました。
アリス・ベイリーの『ホワイトマジック』という作品は、「ホワイトロッジ」の働きに協力しようという志のある人たち(熱誠家)に、「ホワイトロッジ」が期待するような働き手になって、効率よくその仕事が進められるようにするためのマニュアルテキストとも言えるものです。
「神の計画」参加者募集! 一緒に頑張ろうぜ~ とう意味合いも、あると思います。
神尾学にとって、今年最大のテーマは、この『ホワイトマジック』解読と講座開催です。
下準備は万端に整っています。昨年4月から小グループで実験的な読書勉強会を行い、それをもとにこの暮正月10日間あまり、その解読に集中して、今年の4月からの開講に向けて備えてきました。
その成果もかなり上がり、全体の流れと構造が把握できて12回でやる内容の割り振り方も決まって、講師としても開講が待ち遠しい感じです。
エソテリック・ヒーリング受講者はもちろん、真剣に生き方を模索されている方であれば、
どんな領域で活動されていようと、秘教初心者の方であってもご参加いただけます。
生活から実践で使える話題も多いので各回ごとにも楽しんでもらえて、しかも全体を通しても得るところが非常に多く、面白い、ということを通読して確認できましたので、自信をもってお勧めできます。
4月からの年間講座、ぜひ、ご参加をご検討ください。
(2017-02-21 ブログ記事より転載)
※次回開催は、2021年を予定しています。