占星術の基盤となる宇宙的なエネルギーの作用

占星術の基盤となる宇宙的なエネルギーの作用 ~ アクエリアス特集2 2018/10/04

秘教では、現代社会において、

スピリチュアルの道をまともに歩むには、

目標を明確に、魂の「グループ意識」の実現に置くべきであると、

述べられています。

 

それには、大きく3つの理由があります。

理由の1つ目は、昨日述べたように、私たちの置かれている現在の進化のプロセスが、ちょうどそこに差し掛かっていること。

 

2つ目は、これはこのブログを開始して間もない頃に

書いたのですが、現在の人類・地球が環境や平和、

そして経済など多数の問題において行き詰まっており、

それらを解決するためには、やはりグループ意識が必要なこと。

 

そして3つ目には、

「宇宙から地球に流れ込んでくる主要な影響力の変化」

という問題があります。

 

この宇宙から地球に流れ込んでくる主要な影響力は、

第7光線、およびアクエリアス(水瓶座)のエネルギー

と呼ばれるものです。

 

『秘教心理学・第一巻』より、ご紹介します。

 

 

「いわゆる宇宙線に対する今日の関心の高まりは、新しく入来

しつつある第7光線を科学が認識していることを示している。

 

これらの光線が惑星エーテル体の仙骨センターに注ぎ込み、

必然的に人類の仙骨センターに影響を与える。

そのため、人類の性生活が一時的に過度な刺激を受け、

現在、性が過度に強調されているのである。

 

しかしまた、(このことを覚えておかなければならない)

そのため、強烈な刺激が現在メンタル的に表現されており、

その結果、人間が考え抜くことで、

この性という問題はいずれ解決するであろう。

 

アクエリアス時代の到来も人間の中に

普遍性の精神と統合へと向かう傾向を刺激している。

 

これは、ビジネスや宗教や政治の世界において

統合へと向かう潮流として現れているのが見られる。

それは結合へと向かう衝動、様々な結合の中でも、とりわけ、

宗教的な理解と寛容へと向かう衝動を生み出している。

 

しかし、これらの影響力が、未発達な人々や過度に

サイキック的な人々の敏感な体に作用したとき、合法と非合法を

問わず、様々な結合へと向かう病的な傾向を生み出す。

 

これらはまた、多方面での性的交わりへと向かう極端な傾向や、

意図されたものとは異なる、進化の道に沿っていない、

しばしば自然の諸法則そのものを侵害する関係と融合へと

向かう極端な傾向も生み出す。

 

エネルギーは非人格的なものであり、その効果は二重であり、

エネルギーが働きかける質料のタイプに応じて様々である。

 

入来しつつある第7光線は組織力を表現し、統合し、偉大なる

相反する対をなすものを総合的な関係へともたらすことで、

新しい形の霊的な顕現を生み出す能力を表現する。・・・

 

 

この啓示の過程を通して、自然界の至るところに、

同様に人類家族の中にも、思考力が発達するであろう。

 

これは識別力の発達を通して起こり、

識別力の発達が人間に様々な選択肢を提示することで、

より正しい価値観が発達するであろう。

 

偽物と本物の基準が人間の意識においてはっきりとしたものに

なり、新しい秩序の基礎を築くための選択がなされるであろう。

 

その結果、新しい法則に支配され新たな取り組み方をする

新しい人種の時代が幕開けされ、愛と同胞愛という新しい宗教、

そしてグループおよびグループの福利が優勢な基調になる

時代へと導かれるであろう。

 

そのとき、分離と憎しみは次第に消え、

人々は真の統一へと融合されるであろう。」

 

 

宇宙から流れ込んでくる今の科学では計測不可能なエネルギー、

私たちにはそれを直接感知することは困難ですが、しかし強力な

影響力をもち、占星術などが成立する根拠となるものです。

 

そういったエネルギーそれ自体は中立的なもので、

両方とも融合・統合的な働きをする第7光線とアクエリアスの

エネルギーが、好ましくないパーソナリティー的な形で表現された一つの結果が、

なんと! 現在の性=セックスの氾濫であり、

その同じエネルギーを、魂のグループ意識に導かれ、良い形で

表現することができたなら、同胞愛に満たされた

素晴らしい社会が実現できる、ということなのです。

 

「すべてはエネルギー」とはいいますが、エネルギー、

思いもしない現象をも生み出す、とても興味深い世界ではありませんか?