(報告)こころにやさしいタッチケア基礎講座

(中川 れい子さんのFacebookよりシェアいたします。)

 

こころにやさしいタッチケア基礎講座、レベル3、2日目。明日の最終日の実習を前にして、仕上げのテーマは「寄り添う」ってなんだろう?

 

午前中のワークは、目を閉じた方を誘導するブラインドウォークと、ナラティブと傾聴のワーク。今・ここに共に在ることを、体験的に深めていきます。共感と共感疲労、そしてコンパッション。ポリベーガル理論の観点からあらためて、「安全・安心」「つながり」「表情」の神経的な重要性を再確認。

 

午後は、高齢者・認知症の方へのタッチケアの留意点と、トータルペインと、緩和ケアへのタッチケアの取り組みの可能性について。

 

そして、最後のワークは、テーブルを使っての、ベッドサイドでのタッチケアを。祈りに満ちた美しい空間でした。(再びアクエリアス神殿、浮上^_^)

 

お一人お一人のプロセス。家族とのつながり。思い。記憶。重なりあい、交差していきます。

 

春分の満月。境界線が溶け合いながら、そして、また、自分自身へと戻っていく。自分の中で出会う新しい私。繭から蛹、蝶のように。

 

(もう、、タッチケア講座と呼ばずに、変容のワークと呼びたくなってきます。これも、こころにやさしいタッチケア講座のベースがエサレンボディワークであるからでしょう。「変容のセンター」と呼ばれたエサレン研究所の)

 

終了後は、アクエリアスさんでピザとワインで懇親会。人の眩しさを感じる、とても素敵な集いでした。

 

 

帰宅したらやはり美しい月が夜空に。

春分の満月。

彼方と此方がつながる次元。

 

なんと、イチローの引退試合。

道を歩んだ人が受け取る天の愛は計り知れない、、。今日が特別な日であったことがよくわかります。

 

 

あすは、いよいよ、グループホームでの実習です。


一夜あけて。東京での最初の「こころにやさしいタッチケア基礎講座」最終日、高齢者の方へのボランティア実習が完了。3日連続講座はさすがに体力が・・・。今日は半日、ぼぉ~っとしていました^^。さて、そろそろ振り返りましょう。

 

「こころにやさしいタッチケア基礎講座」のプログラムのひとつひとつが、最終的な現場での施術と癒しの実践へとつなげていくものなのですが、今回も、素晴らしい形で着地できたようです。今、思い返してみても、受講生のお一人お一人が、受け手の方と「共に在る」お姿、表情、からだの動きが、優しく、やわらかく、あたたかく、何度も胸が熱くなってきます。

 

実は、東京でこのコースが開講できるとは思っていませんでした。というのは、実習先を見つけれるかどうかが、わからなかったからです。実習がなければこのコースは成り立ちません。タッチケア支援センターの活動のほとんどは、「地域」や「地縁」を通じて広がっていきました。なので、地縁のない東京では、難しいかな?と思っていたら、案ずる暇もなく、介護士さんご自身が講座にご参加くださって、お勤めの施設とご縁をいただき実習先が見つかり、とても丁寧にコーディネートしてくださったのです。ほんとうに、これは感謝に堪えません。

 

実習前には、ボランティア活動についてのお話をさせていただきます。ボランティアとは何か? それは、日常生活ではつながりにくい世界や人々と、その境目を超えてつながっていく道筋のひとつ。自発的にそれにかかわろうとしていくこと。だから、何故、そこにかかわろうとするのか?を、自分自身に問いかけることが大切。

 

(真実の)ニーズとニーズがつながったとき、ごく自然と、そこに社会的に持続可能なスタイルが開かれ、構築されていきます。ほんとうに相手に必要なものは何か? 何を提供すればいいのか?を考えるとき、ボランティアというフィールドは、その一歩としてとても純粋なエネルギーが動きはじめるきっかけとなるもの。より専門性を高める「実習」のため、、、ということではありますが、ボランティアという在り方そのものが、施術者の内側の「純粋さ」を引き出す鍵の1つだなぁと毎回思います。

 

今回は、施設の状況や仕組みを、コーディネートしてくださった受講生の方たちが、他の受講生の方に説明してくださいました。これは、ほんとうに助かります。

 

そして、認知症の方へのかかわりについての本から抜粋した言葉を紹介してくださったのですが、それを聴いて、大感動。

 

くつろぎ

共にあること

アイデンティティ(自分が自分であること)

たずさわること

愛着・結びつき

 

そして、愛(中心に)

 

これは「こころにやさしいタッチケア」の概念と、ほぼ同じです。

振り返れば私達の「タッチケア」はケアの現場、高齢者・認知症ケアから多くのことを学んできたのを思い返します。

そして、これからも、学び続けるのでしょう。

 

実習中に施術する、受講生の方々のお顔は、本当に優しく、美しい。

それは、おそらく、受け手の方々の存在の美しさを受け取り、反映しているのでしょうね。

お互いがお互いの魂の美しさを引き出しあい、引き寄せあう。

それが、タッチケアなのだなぁと実感します。

 

もうひとつ嬉しいことは、こころにやさしいタッチケア基礎講座の7日間のプログラムが、場所や地域をかえても「再現可能」であることを確認できたこと!

 

東京の受講生の皆様は、とても熱心で、これからも、どんどん普及していってくださるのを感じます。

 

まさに、新次元に突入。

これからの展開が楽しみです。

 

次は、4月1日から東京の新しいコース(東京二期)が再スタート。

こちらのクラスでの出会いも楽しみ。

ちょっと休憩して、また新たな旅が始まっていきます。

http://touchcaresupport.com/